ホンダPCXエレクトリック情報まとめ

最先端EVバイクホンダPCXエレクトリック

ホンダのPCXは、まだまだバイクでは珍しい電動二輪車として販売されているスクーターです。
2018年9月からはPCXハイブリッドが販売されており、これが量産二輪車として販売されているバイクとしては世界初のハイブリッドタイプとなりました。

ついで2018年11月30日からはついに本格的な電動二輪車となる「PCXエレクトリック(ELECTRIC)」がリリースされることとなり、これにより今後バイク業界の動力は大きく変化をしていくことになると予測されます。

PCXエレクトリックは2017年の東京モーターショーで発表されてから実際に発売される時期が注目されてきたのですが、2018年の正式発売では東京モーターショーで出展された形とほぼ同じ状態で販売されることになりました。

ホンダのPCXの初代モデルが発売されたのは2010年のことでしたが、当時より一貫してコンセプトとして掲げられてきたのは「Personal Comfort Saloon」という言葉でした。

「Personal Comfort Saloon」というのはそのバイクに乗る人に対して新しさや走行性、心地よさ、経済性といった多くの利便性を提供するということを示しており、実際にユーザー目線に立った日常生活にしっくりとなじむバイクとしてこれまで人気を得てきています。

バイク業界初のハイブリッド化やEV化もその流れの中から起こったもので、既に四輪車では一般化している電動モーターによる車両走行のメリットをバイクユーザーにも提供することができるようになりました。

ホンダPCXエレクトリックの良さ

従来型のPCXとPCXエレクトリックを比較してみると、2018年春からモデルチェンジをしたフレームがそのまま同じく利用をされる形となっています。

PCXの魅力の一つであるスマートキーなどの最先端伝送設備は当然引き継がれており、排気量も原付二種というジャンルで共通しています。

外形上で最も大きな違いとなっているのが車体にマフラーがついていないというところです。
PCXのガソリンエンジン車およびハイブリッド車では当然後輪足回りにマフラーがついていましたが、それがPCXエレクトリックではきれいになくなっています。

EVは燃焼を必要とせず内部電池によってモーターを回転させるので当然といえば当然ではあるものの、実際に見てみるとかなり印象が異なります。

またカラーリングもエコを意識した白と青色が基調となっており、清潔感のあるスリムなデザインが魅力的です。

ちなみに車体重量はスタンダードタイプが135kgであるの対してエレクトリックは144kgとやや重くなっていることから、2つを乗り比べてみると最初に車体をスタンドから立ち上げるときに重みを感じます。

ハイブリッドタイプでは発進時にガソリンエンジンと電動モーターの2つの動力で素早く回転を出すことができていましたが、完全な電動タイプの場合やや走り始めに重みがあるかもしれません。