モトグッツィの世界限定1921台モデルとは

世界限定モデルV7III カーボンシャイン

日本にも多くのディーラーショップを有するMoto Guzzi(モト・グッツィ)ですが、その製品の中でも入手が非常に難しいとされているモデルとして「V7III カーボンシャイン」があります。

「V7III カーボンシャイン」はV7III ストーンというモデルをベースにしたモデルとなっており、生産台数は当初より1921台のみとするということが公表されていました。

購入はモト・グッツィの正規代理店から行うことができるのですが、日本で販売される台数はわずか20台とされていたことから、購入をすること自体が非常に困難な幻のモデルということで注目をされています。

V7III カーボンシャインの基本的な構造はクラシカルなネイキッドタイプであるのですが、中でも特徴的なのがクロームメッキ仕上げをされている燃料タンクです。
タンクキャップにはアルミを使用しており、フロントとリアのフェンダーやサイドカバーはカーボンファイバーを使用、タンクベルト部分にはなんと本革が採用されているなど、モノトーンの車体の中にかなりの高級素材が使用されていることがわかります。

生産台数が少ないというのはこうした特別仕様をしていることが理由であり、日本円で購入をする場合車両代金は124万8000円(税込)というかなりの高額が設定されています。
販売時期は2018年11月30日からで、全国にあるモト・グッツィのディーラーから申し込みが可能となっています。

モト・グッツィと言えば、両翼を広げた取りのエンブレムが特徴的ですが、こちらはボディ側面に設置されており、バーニッシュ仕上げによってさり気なく目立つようなっているのがわかります。

肝心の動力部についてですが、744ccV型ツインエンジンが搭載されており、スロットルボディカバーやシリンダーヘッドフィンがブラックアルマイト仕上げされていることもあり、停まっているだけでもかなりのインパクトを与えてくれます。

V7IIIシリーズの特徴

高級かつ限定モデルということはあまりバイクに詳しくない人でもよくわかってもらえるとは思うのですが、そもそもV7シリーズというのはモト・グッツィのバイクの中でもかなりの人気車種となっています。

初代モデルは1967年にイタリアの本社で開発をされており、以降モト・グッツィのバイクのメインモデルとして長い間をかけてモデルチェンジがされてきました。

そんなV7モデルが2017年で50周年という節目を迎えたことにより、第三世代にあたるV7III がリリースをされました。
限定モデルというとなんとなく敷居が高いように感じるかもしれませんが、V7シリーズは全体を通して非常に扱いやすい車種として知られており、モト・グッツィのエントリーモデルとしてもよくすすめられています。

見た目こそシンプルなクラシックバイクですが、V7III では最新の装備と過去最高の最高出力の足回りが搭載されているのが特徴です。