NEXCO西日本が発表した「冬の高速道路に関する安全対策」

NEXCO西日本の冬場の取り組み

NEXCO西日本からこの度、冬の間の高速道路の安全に対する取り組みが発表になりました。
冬場の高速道路の走行においては相応の装備が必要になります。
また冬場の道路の状態をあらかじめ把握しておくことも必要なりますので、その点についてドライバーの留意が呼び掛けられました。

NEXCO西日本では、冬場において路面の凍結が起こる可能性がある場合には、それを防止するために、凍結防止剤の散布と除雪作業を行い安全な走行環境の維持を行っています。
一方でドライバーの方も、冬用のタイヤの使用や雪道用のチェーンの準備も安全走行のためには必要になってきます。

しかしながら、安全走行環境の維持のために除雪作業が必要である場合には、除雪作業が完全に終了するまでは高速道路の通行止めが行われる場合もあります。

また、除雪作業の迅速化を図りNEXCO西日本では、交通止めになっている時間の短縮化を図っています。

NEXCO西日本の交通規制への取り組み

冬場の安全走行対策の必要性は言うまでもありませんが、幸運なことにNEXCO西日本の管轄する地域が例年比較的雪の少ない地域ではありますので、雪によって走行規制が行われることは稀といえます。

しかしながら、数十年に一度程度の割合で大雪に見舞われてしまった場合には、走行規制が行われることもあります。
また、走行規制が必要な大雪の可能性をNEXCO西日本ではあらかじめ天気予報などにより予知し、万全の態勢を準備することも行っています。

このようなNEXCO西日本の取り組みは交通規制を行っている時間帯の短縮化に成功しています。

NEXCO西日本のドライバーへの情報

また、NEXCO西日本では降雪時の高速道路での安全な運行環境を維持することを目指していきますが、降雪時の運転は危険を伴うことが多いので、どうしても必要があるとき以外は高速道路での運転を控えるように降雪予報の3日前からドライバーに情報提供をするサービスを整えています。

また冬場の安全走行環境の維持のために、NEXCO西日本管轄のいくつかの高速道路(京都縦貫自動車道の一部区間、大分自動車道の一部区間、高知自動車道の一部区間)では走行において冬用のタイヤの装着が義務付けられています。

更には、NEXCO西日本では降雪時の交通規制の迅速なる解除のための方策として、追い越し車線の優先的な除雪を行っています。
追い越し車線の優先除雪によって、通行車線を確保することが、迅速な交通規制解除につながっていっています。

一方で除雪の効率化を図るためにNEXCO西日本では除雪車などの作業機械の量を増やす体制をとりました。

機動力のアップによりこれまで以上のスピードで除雪が完了するようになり、より快適な走行環境を迅速に維持できるようになりました。

NEXCO西日本では冬場の高速道路の安全環境の維持に日夜尽力をしていますが、ドライバーの方も危険な運転はさけ、車間は十分にあけ、更には気象情報に敏感になるなどの対応がいうまでもなく必要になってきます。