タイヤの日常点検について

タイヤはバイクの中でも非常に大切なパーツ

たくさんあるバイクのパーツの中でも、とても重要なのがタイヤです。
タイヤは地面に直接触れるものであり、走行していると摩擦によって少しずつすり減ってしまいます。

新しいタイヤなら少しすり減っても問題ありませんが、時間が経ち大きくすり減ってしまうとオイルを痛めてしまうことがあり、大きな事故やバイクの損傷を起こしてしまいます。

こうしたことを防ぐには、タイヤの点検を日常的に行い、問題がないか、良い状態を保てているかをチェックすることが大切です。
ただタイヤを見るだけでは、良い確認とは言えません。
点検には押さえるべきポイントがあり、それがきちんとできていないと意味がありません。
そこでここでは、バイクのタイヤの点検方法とコツを紹介します。

バイクのタイヤを点検する方法

バイクのタイヤを点検するときには、以下の手順で行います。
まずは「生産管理番号」をチェックします。
これはタイヤが作られた時期を表すもので、寿命を判断するときの目安になります。

タイヤはゴムで出来ており、走行に加えて経年による劣化もあります。
また、全てのタイヤは工場で作られており、生産管理番号が入れられるのがルールとなっています。

作られたタイミングから1年や2年経ってきたら、見た目の劣化具合に関わらず、交換を考え始めましょう。
トラブルが起きてからでは遅いため、なるべく早めに交換することが大切です。
管理番号から交換のタイミングを予測することで、より安全なバイクライフを楽しむことができます。

また、タイヤ表面の摩耗もチェックしましょう。
これは見た目から判断できますが、大きく磨耗しているタイヤは表面がすり減って、つるつるとした状態になっています。
これではカーブを曲がるときや雨天時の路面で滑ってしまうため、危険が大きくなります。
こうした状態になる前に交換しましょう。

タイヤには溝が付いており、摩擦によって溝が浅くなっていきます。
溝がかなり浅くなってなくなりそうになっていたら、寿命と考えましょう。

上手に点検を行うためのコツ

タイヤの点検をしっかりと行うためのコツは、「点検のペースを決めておく」ということです。
タイヤは毎日チェックする必要はありませんが、できれば2週間や1ヶ月おきくらいに点検すると安心です。
そのため「1週間おきの週末は、バイクを点検する日にしよう」「月末は、タイヤを確認しよう」と決めておくことで、忘れにくくなります。

こうした工夫はタイヤの点検以外にもさまざまな場面で使えるため、覚えておくと便利です。
このようにタイヤはバイクにとって命に関わるパーツであり、良好な状態を保つ必要があります。
ぜひ参考にしてください。