エンジン関連のメンテナンス頻度はどのくらい?
バイクを良い状態に保つためには、定期的にメンテナンスをする必要があります。
ここで気になるのが、それぞれの部分をどのくらいの頻度で点検整備をしたら良いのかということです。
特にマシンの中でも重要度の高いエンジンについては、適切な頻度でケアをしていかないと寿命が短くなったり、不調が出やすくなったりしますのでしっかりと覚えておきたいところです。
エンジンはまず法定点検の度、少なくても定められた内容でチェックをしていくことが求められます。
法定点検というのは、法律によって決められた整備項目を一定の期間ごとに行うもので、オーナーの義務として実施しないといけません。
基本的には、購入してから12カ月後に行い、その後も毎年行っていくことになります。
法定点検で決められているチェック項目は細かく、整備箇所ごとに明確になっています。
エンジンもその項目に含められていて、性能を維持して安全性を保つために必要なチェックをしていくことになります。
この法定点検は、車検が必要なバイクでは車検の度にチェックされるものですし、メーカー保証を受けるための条件となっていることも多いです。
そのため、たとえ毎回きちんと法定点検をしていなくても罰則を受けることがないとしても、オーナーとして必ずしたい作業です。
こうした法律で定められた点検の他に、任意点検とも呼ばれるオーナーの判断で行う点検も重要です。
一定の走行距離を目安に実施することが多いです。
たとえば、新車購入後1,000kmや3,000km、5,000km、1万kmといった具合です。
ある程度乗っているバイクであれば、半年ごとくらいの頻度など自分で決めて定期的に行うことが大事です。
自分で定期的にできるものとしては、オイルとオイルフィルターの交換があります。
エンジンオイルは3,000kmから5,000kmを目安に、オイルフィルターはオイルを2回交換する度に一緒に交換すると良いです。
足回り関連のメンテナンス頻度はどのくらい?
足回りはいろいろなパーツが関係してきますので、それぞれでメンテナンスをしていきます。
たとえば、タイヤは毎月空気圧をチェックして適正圧が保たれているかを確認します。
ブレーキパッドは使用頻度によって減りがかなり違いますので、基本はパッドの摩耗具合を見ます。
もしくは、走行距離1万kmを目安にすることもできるでしょう。
チェーンも走行距離を目安にすることが多く、2万km程度でメンテナンスをすると安心です。
ディスクローターは摩耗具合を見ながらということになりますが、目安としては3万kmくらいで寿命が来ることが多いので、この走行距離が近づいたらしっかりとチェックしましょう。