ホンダVFR800Fの新色情報

トリコロールをイメージした新しいVFR800Fのカラーリング

ホンダのVFR800Fと言えば、水冷4ストロークエンジンV4気筒800ccのエンジンを搭載したホンダの代表的な車種です。

バイクの種類としては大型ツアラーとして位置づけられており、大型クロスオーバーである「VFR800X」と並んで大排気量の人気車種として現在も多くのユーザーを獲得しています。

ちなみにVFR800Fの初代モデルが登場したのは2013年の東京モーターショーでのことで、以前よりあったVFR(RC46)の後継モデルとして紹介をされました。
登場後しばらくは「RC79」という名称が使用されてきましたが、のちにさらに排気量の大きいVFR1200Fが登場したことにより、現在ではVFR800Fが正式名称として採用されています。

登場時より機能性はもちろんデザイン面で高い評価を得ており、コンセプトが「大人のスポーツバイク~Elegant Sport~」と掲げられてきたこともあってバイクに乗り慣れたベテランライダーがスマートに乗るという雰囲気のあるバイクとなっています。

機能面でもV4を搭載した最先端の技術を持ったハイテクマシンであるということもあり、乗っているだけで高級感を感じることができる車種でした。
初代モデルはカラーリングに鮮やかな赤色を使用していたということもインパクトが強く、余計な色を挟まないという思い切りの良さが特徴の一つでもありました。

しかし2006年12月から、新色として「VFR・スペシャル」というトリコロールカラーを使用したモデルが限定販売をされるようになりました。

それから時間が経過した2019年、正式なカラーリングとしてこの三色のタイプのVFR800Fが発売されることになりました。
ボディ部分は白色をベースにしつつ、青色と赤色を斜めにラインのように入れるデザインをしており、直線的なペイントがよりスタイリッシュさを際立たせてくれています。

ちなみにこのストライプのカラーリングは、1980年代にアメリカのレースで活躍をしていた「VFR750Fインターセプター」というモデルを意識して作られているのだそうです。

実際にサイドカウル部分には「INTERCEPTOR」というロゴも配置されており、かつての名車の雰囲気を残す本格的なスポーツバイクとして発売されることになっています。

2019年モデルチェンジでのその他変更点

今回の新色発売に併せて、本体の各種装備もグレードアップしています。
高級感のある大型スポーツということもあって装備品はかなり細かく作り込まれており、純正品として搭載されている「グリップヒーター」や「電源用ACCソケット」、「LEDライト」といったあたりは従来モデルとは違った利便性を高めてくれています。

スペック情報

基本スペックはV型4気筒エンジンに加え、HYPER VTECを搭載することでエンジンのポテンシャルを最大限に引き出してくれています。

エンジン回転数に対してバルブ数を切り替える伝送制御がついており、低・中速と高速巡回でエンジン動作が異なるという機能が付属しています。