バイクに10万km以上乗るためには?
一般的に、バイクの寿命は10万kmが目安だとされています。
とはいえ、バイクの重要なパーツであるエンジンはそれ以上耐えられることが多いので、しっかりとバイクをケアしていけば10万km以上でも実は問題なく乗れるものです。
愛着のある大事なマシンをできるだけ長く乗り続けるためにも、日頃から気を付けておきたいものです。
そのためにできる第一のことは、まず可能な限り室内での保管をすることです。
屋外保管だと、劣化の原因となる雨風、日光にさらされますので寿命が短くなります。
2つ目のポイントは、毎日少しでも乗るということです。
乗らないで放置している期間が長いと、錆が来やすくなったりオイルの劣化などによってパーツが傷みやすくなったりします。
そのため、エンジンが暖まるくらいの少しの時間でも良いので、毎日バイクを動かすことで長持ちするようになります。
そして、優しく走行するということも大事です。
急発進、急加速、急ブレーキは各パーツにもボディー全体にも大きな負荷をかけます。
こうした荒い運転をしていると、転倒やこすりなどの事故にも遭いやすくなります。
大きな衝撃や擦れはパーツに大きなダメージを与えるものですので、絶対に避けたいところです。
そして、こまめな点検とメンテナンスは寿命を長くするために欠かせないポイントです。
自分でも定期的に各パーツをチェックすることが大事ですし、何らかの異常を感じたら整備し、自分でできなければプロに見てもらうことです。
異常がある状態で乗り続けると、パーツ破損につながりますし、他のパーツにも強い負担をかけてしまうことになります。
大きな痛手を被らないうちに、早めに対処することでバイクを守れるわけです。
よくバイクの寿命が10万kmと言われる理由とは?
このように、しっかりとケアをしながら乗ればバイクは10万km以上乗れるものです。
そもそも、10万km程度ではエンジンがダメになることはそうありません。
それでも10万kmが寿命と言われるのは、マシンそのもののことではなく、バイクとしての価値という意味です。
まず10万kmも走ると、買取をしてもらおうと思っても、ほとんどのモデルで査定額がゼロとなります。
商品としての価値がなくなるということで、寿命だと言われるのです。
また、10万kmくらいからいろいろなパーツに問題が出てきて、交換や修理をすることが多くなることも関係してきます。
そうなるとバイクを維持するためのコストが高くなって大変になりますし、走行していても心配しながら乗ることも多くなります。
こうしたことから、維持が大変という意味で寿命とされるのです。